【腰痛・膝関節痛・肩関節痛】身体は柔らかいと腰痛になりにくい?関節弛緩性について
【身体の柔らかさと腰痛予防】について
腰痛を予防するために「身体を柔らかくすることが大切」と聞かれた事も多いのではないでしょうか。
でも実は、、、、!!
身体が柔らかすぎると逆に腰痛の原因になる場合があります。
今回はその理由と改善への対策方法を、お話しいたします。
身体の柔らかさと腰痛の関係
【柔軟性があると良い理由】
・筋肉や関節の可動域が広がり、無理な姿勢や動作をしにくくなります。
・血流が良くなり、疲労物質の溜まりにくくなります。
・姿勢が整いやすく、筋肉がバランスよく使われやすいです。
【柔らかすぎると起こりやすいリスク】
・過度な柔軟性は、関節の安定性を損ない不安定な動きが増えてしまいケガの原因になりやすいです。
・関節が不安定なので、それを支えるために周囲の筋肉に余計な働きが増えて、痛みや疲労に繋がりやすくなります。
※特に、腰や膝、肩関節などの大きな関節に負担がかかりやすくなります。
「関節弛緩性-かんせつしかんせい-」ってなに?
関節弛緩性とは、関節が適正と言われる可動範囲を超えて動きすぎる状態の事を言います。
この状態は、先天性(生まれつき)と後天性(過度な柔軟体操を長年していたり、スポーツなどによるケガ等)があります。
・生まれつき関節が柔らかい(遺伝的要因)。
・ホルモンの影響で関節が緩みやすい事による柔軟性。(特に女性は不安定になりやすいです。)
・過度なストレッチや、脱臼・捻挫・靭帯損傷などの外傷経験があって関節が不安定になってしまう場合。
【まとめ】
関節が柔らかすぎる(関節弛緩性)と、どんな事を感じやすいか
・関節の不安定感。
・特定の部位に痛みが出やすい。
・姿勢が崩れやすく、腰や膝に負担がかかり痛めやすい。
・関節を支える為、余計な部位の筋肉に負担がかかり、痛みや疲労を感じやすくなる。
・関節で体を動かしてしまうので、筋肉のストレッチは確り出来ていない場合がある。
・無意識に関節でバランスを支えたり、可動域をとっているので、筋肉で体を支えづらくなっている。
柔軟性があるだけじゃダメ!安定性も大事!!
腰痛を予防するためには、柔らかいだけでなく、身体をしっかり支える「安定性」が大事です。
1.ストレッチで適度な柔軟性を保つ
・動的ストレッチ(運動前)
筋肉を温め、関節を滑らかに動かす。
・静的ストレッチ(運動後)
疲労回復を促進し、筋肉をリラックスさせる。
2. 筋力を付ける
・体幹
腹筋や背筋を鍛えることで腰を安定させます。
・下半身の筋肉を鍛える
特にお尻や太ももの筋力をアップすることで腰への負担を軽減につながります。
3. 日常生活で姿勢を意識
・座るときや立つときの姿勢を意識する。
背筋を伸ばして、腰に負担を掛けない様に意識してみてください。
・長時間同じ姿勢を続けないようにする。
【サロンからのひと言】
柔軟性が高い方も低い方も、自分の身体がどんな状態か知り、それに合ったケアを行うことが腰痛予防の一歩です。
・柔らかい方は特に関節の安定性を意識したトレーニング
・硬い方は無理のない範囲で柔軟性を高めるストレッチ
がおすすめです。
意外と自分の体の状態は、分からないものです。
例えとして、前屈をあげると
◎確り骨盤から前に屈み、太ももの後ろが伸びている事を実感出来たら◎です。
×背骨から曲がり、体が硬いな、、と感じていたら、背中がガチガチになっていて、正しい前屈が出来ない状態になっています。
子どものころからやっている基本的なストレッチと思っていても、どこを伸ばすためのストレッチかなどなかなか難しく、専門家(スポーツトレーナーや施術家など)など体の基礎知識を持っている方に見て貰って
初めて気づく体の筋肉疲労や、思ってたより体の動きが硬い事を気づかれる方が、ほどんどではないでしょうか。
深もみサロン柚花では、一人ひとりに合った、施術を通して、健康的な身体へのサポートをしています。
他にもお身体の不調の事でお悩みがあれば、ぜひご相談くださいませ。